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懐かしい’60年代のあの頃を探しにいこう

懐かしい’60年代のあの頃を探しにいこう

グループサウンズの魅力

◆グループサウンズの魅力◆

グループサウンズとは

激動の昭和40年代、日本中を魅了したグループサウンズとはどのようなものだったのか、その時代背景 や、前後の日本の音楽界を考察しながらグループサウン ズとはどんな音楽ジャンルなのかを考えます。
グループサウンズ、この音楽ジャンルのくくりは日本独自のものです。
 まず、GS(グループサウンズ)の出てくる以前にはどんな音楽が流行していたのでしょうか。
  ◎ロカビリーブーム
  ◎エレキギター(エレキインストグループ)ブーム
  ◎ビートルズ来日
  ◎リバプールサウンド(マージービート)
  ◎モンキーズ(テレビドラマ)
  
◇ロカビリーは、ソロ歌手がバックバンドを従えてという構成でした。
日劇ウエスタンカーニバルで山下敬二郎、平尾昌章、清野太郎、ミッキー・カーチスなどが活躍していますがほとんどがバンド(ウ エスタン・キャラバン、ワゴン・マスターズ、クレイジー・ウエスト、パラダイス・キングなど)の専属歌手の ようなものでした。また演奏楽曲も外国の曲のカバーが中心。

◇そこに、空前のエレキギターブームの到来。日本中の若者が電気ギターのテケテヶテヶにシビレテしまうのでした。自分で楽器を弾きたい。バンドを組みた い。という観たり聴いたりする側 から演奏する側に、手に電気ギターをみんなが持ち出したのでした。ベンチャーズが下地を作ったといっても過言ではない日 本のエレキブーム。   
ただ彼らには歌が無かった。(ドン・ウィルソンが歌ってるのはあったけど)
  
◇ビートルズの来日(昭和41年6月)という劇的な出来事がさらに追い討ちおかける様に起こる。ビートルズブーム。彼らは今までのコーラスグループともエ レキバンドとも違い自作自演、歌を歌いながら演奏する、それも自分たちで作った楽曲を。
ビートルズに刺激されて加山雄三、荒木一郎というアーチストが出てくる。
 今までのエレキバンドもボーカルをメンバーに加えたり、メンバーの誰かが楽器を演奏しながら歌ったりするようになる。

 ◇昭和42年(1967年)1月15日第31回日劇ウエスタンカーニバルにザ・タイガース、アウト・キャスト、ワイルド・ワンズが参加。これがGSブー ムの幕開けである。
 グループサウンズはグループが一つの単位であり、グループで一つの絵になっていた。
日本独特の音楽ジャンルとなるこのグループサウンズは従来の歌謡曲とはまったく違い、音楽的にはロックとクラッシックを併せたような、またその中に若干の 幼稚さ、メルヘンチックをかもしだしていた。

◇服装もビートルズの影響でスーツスタイルからミリタリールックまでまねしていました。さらには、テレビ映りを意識してか、まるで中世の王子様のような格 好をさせられていました。

◇ビートルズやストーンズに触発されて生まれたグループサウンズが、プロダクションの粗製乱造によって崩壊されていく。  

◇昭和44年(1969年)タイガースを加橋かつみが脱退し、昭和46年にはそのタイガース,
スパイダース、ワイルドワンズ、ジャガーズ、オッ クス、ビレッジシンガーズと姿を消していく。
昭和47年にブルーコメッツも解散し、ここにグループサウンズの歴史に幕が下りる。
★グループサウンズの音について


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